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オネーギン (バレエ) : ミニ英和和英辞書
オネーギン (バレエ)[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

オネーギン (バレエ) : ウィキペディア日本語版
オネーギン (バレエ)[ちょうおん]

オネーギン』(''Onegin'')は、1965年ドイツシュトゥットガルトで初演された3幕6場のバレエ作品である〔Wright,Martin, 1993, "Onegin", ''International Dictionary of Ballet'', vol.2, ISBN 1-55862-158-X, pp.1048-1050〕。振付・台本はジョン・クランコ。音楽はチャイコフスキーのピアノ曲などをが編曲して集成した。
物語はロシアの小説家プーシキンによる韻文小説『エフゲニー・オネーギン』に基づく。この作品ではオペラ『エフゲニー・オネーギン』の曲を全く使用せず、チャイコフスキーの他の楽曲を用いているのが特徴である。クランコの代表作であり、物語バレエの傑作として名高い。
== 概要 ==
クランコは1952年に、英国のサドラーズ・ウェルズ劇場で上演されたオペラ 『エフゲニー・オネーギン』 のバレエ部分を振付けた経験があり、以来プーシキンの小説に興味を抱いていた。1964年、ボリショイ・オペラによる『エフゲニー・オネーギン』が映像化されて西側で公開されると、これに触発されてバレエ化を決意するに至った〔Percival, John, "Theater in my Blood - A biography of John Cranko", 1983, ISBN 0-531-09800-1, p.174〕。
当初はオペラ曲を編曲して使うことを考えており、英国ロイヤル・バレエ団ヌレエフフォンテインを主役とする作品として話が進んでいたが、オペラ楽曲をバレエに使用するのは前例がないとしてロイヤル・オペラ・ハウスの首脳陣に却下された。自らが所属していたシュトゥットガルトでも同様の結論が下されたため、音楽はシュトルツェに依頼してチャイコフスキーの様々な楽曲を編曲して用いることになった。
シュトルツェは、『四季』作品37bなどのピアノ曲を全体の3/4ほどに使い、その他はオペラ『チェレヴィチキ』のオクサーナのアリア、幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』などを細かく分けて数か所で使うなど苦心の末、全幕物に仕上げた。ほとんどは移調した上にリズムも変えてあり、またチャイコフスキーによく見られるオーケストレーションから逸脱しないように気をつけたという〔''ibid'', pp.174-175〕。
衣装と装置はクランコの『ロミオとジュリエット』も手がけたが担当し、マリシア・ハイデのタチヤーナ、レイ・バッラ(Ray Barra)のオネーギン役で、1965年4月13日にシュトゥットガルトで初演された。この作品はそのままシュトゥットガルト・バレエ団の十八番となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「オネーギン (バレエ)」の詳細全文を読む




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